ホームルーターにしよう、と決めて比較を始めたら、ドコモ・ソフトバンク・auの3社がずらり。どれも「コンセントに挿すだけ」「データ無制限」と同じようなことが書いてあって、正直どこが違うのかさっぱり分からない。比較の途中で手が止まってしまう人は多いはずです。
結論を先に言うと、ホームルーターは「今使っているスマホのキャリアに合わせて選ぶ」のが一番ラクです。理由はシンプルで、同じキャリアならスマホとのセット割が効いて、月々の支払いが下がるからです。
この記事では、3社それぞれの特徴と、どんな人にどれが向いているかを整理します。各社の単独レビューは個別記事にまとめているので、気になったサービスはそちらも読んでみてください。
なぜ「スマホのキャリア」で選ぶのが正解なのか
ホームルーターは、どれも携帯電話の電波(4G/5G)を受信してWi-Fiに変える仕組みです。中身の技術に大きな差はなく、勝負どころは「自分の家で電波が強いか」と「月額がいくらになるか」の2点に絞られます。
このうち月額は、スマホとのセット割で数百円〜千円ほど変わってきます。すでにドコモのスマホを使っているならドコモ home 5G、auやUQモバイルならau、ソフトバンクやワイモバイルならSoftBank Air。これだけで候補がほぼ1つに決まります。

3社のざっくり比較
まずは提供元と、どのスマホユーザーに向くかの全体像です。
| サービス | 提供 | 向いているスマホユーザー |
|---|---|---|
| ドコモ home 5G | NTTドコモ | ドコモ |
| au Speed Wi-Fi HOME 5G | au(KDDI) | au・UQモバイル |
| SoftBank Air | ソフトバンク | ソフトバンク・ワイモバイル |
3社の料金を数字で比較(2026年7月時点)
「結局いくらかかるの?」がいちばん気になるところなので、2026年7月時点で裏取りした料金を表にまとめました。どれも工事不要・データ容量は実質無制限・置くだけで使える点は共通です。
| サービス | 月額(税込) | 端末代 | 契約縛り |
|---|---|---|---|
| ドコモ home 5G | 5,280円 | HR02 一括73,260円(48回分割・月々サポートで実質無料) | 実質なし※ |
| au Speed Wi-Fi HOME 5G | 4,950円(5Gホームルーター割・1〜13か月目) | L13 48,600円(毎月割で実質無料) | なし |
| SoftBank Air | 5,368円 | Airターミナル6 分割 月1,485円〜(割引で実質無料も) | なし(端末残債に注意) |
※ドコモは2025年2月以降の契約だと、1年以内の解約で解除料1,100円がかかる場合があります。いずれも端末代を分割で払っている途中に解約すると、残りの端末代(残債)がまとめて請求される点は3社共通なので、「何年使えば端末代の負担がなくなるか」を申し込み前に確認しておきましょう。料金やキャンペーンは時期で変わるため、最新の数字は各社の公式サイトでも確認してください。
ドコモ home 5G の特徴
ドコモの強みは、なんといってもエリアの広さです。都市部はもちろん、地方でも使えるエリアが多く、「実家に帰省したとき」「地方在住」でも安心感があります。
ドコモのスマホを使っているなら、セット割でスマホ側の月額が下がります。安定志向で、ドコモユーザーなら第一候補です。月額は2026年7月時点で5,280円、端末(HR02)は月々サポートで実質無料にできます。最新の料金・エリアはドコモ home 5G 公式サイトで確認できます。
詳しくは「ドコモhome 5Gは一人暮らしに向いている?」をどうぞ。
au Speed Wi-Fi HOME 5G の特徴
auの面白いところは、auとUQモバイルのどちらのスマホでもセット割が組める点です。格安寄りのUQモバイルを使いながらホームルーターはau系で揃える、という組み合わせができます。
KDDIグループで通信費をまとめたい人に向いています。月額は2026年7月時点で4,950円(5Gホームルーター割・1〜13か月目)、端末(L13)は毎月割で実質無料にできます。最新の料金・エリアはau Speed Wi-Fi HOME 5G L13 公式ページで確認できます。詳しくは「au Speed Wi-Fi HOME 5Gは一人暮らしに向いている?」を読んでみてください。
SoftBank Air の特徴
SoftBank Airは知名度が高く、ソフトバンクショップで気軽に相談できるのが安心材料です。ソフトバンクやワイモバイルのスマホとのセット割が使えます。
月額は2026年7月時点で5,368円、端末(Airターミナル6)は分割で月1,485円〜(割引で実質無料になる場合も)です。ただし他社と同じく、住んでいる場所の電波状況に左右されます。詳しくは「SoftBank Airは一人暮らしに向いている?」をご覧ください。
どの3社にも共通する「申し込み前の注意」
ここが一番大事です。3社のどれを選ぶにしても、契約前に必ずやってほしいことがあります。
それは自分の住所でのエリア確認です。ホームルーターはスマホの電波と同じものを使うので、自宅でそのキャリアのスマホ電波が弱いと、ホームルーターも遅くなります。
各社の公式サイトに住所を入れてエリアを確認するのはもちろん、いま自分のスマホがその家でどれくらい電波が入っているかも、目安として見ておくといいです。
もうひとつ、契約期間と解約金もチェックしておきましょう。一人暮らしは引っ越しが多いので、いざ解約というときに違約金で損をしないよう、条件を把握しておくと安心です。このあたりは「Wi-Fiの2年縛り・違約金でよくある失敗」にまとめています。
ホームルーターが向かない人もいる
3社を比べる前提として、そもそもホームルーターが向かないケースもあります。
オンラインゲームをよくする、仕事でビデオ会議が多い、という人は、モバイル回線より光回線の方が安定します。逆に、外でもWi-Fiを使いたいならホームルーターではなくポケット型Wi-Fiが向いています。
このあたりの全体像は「一人暮らしのWi-Fi、何から始めればいい?完全初心者ガイド」で整理しているので、まだ方向性が固まっていない人はそちらから読むのがおすすめです。
まとめ
ホームルーターの3社選びは、難しく考える必要はありません。
| こんな人 | おすすめ |
|---|---|
| ドコモユーザー | ドコモ home 5G |
| au・UQモバイルユーザー | au Speed Wi-Fi HOME 5G |
| ソフトバンク・ワイモバイルユーザー | SoftBank Air |
| ゲーム・ビデオ会議が多い | 光回線を検討 |
| 外でも使いたい | ポケット型Wi-Fi |
まずは自分のスマホのキャリアで候補を1つに絞り、そのうえで住所のエリア確認をする。この順番で進めれば、大きな失敗はまず避けられます。
大手キャリアを使っていない・縛りなしで試したい人へ
3社はいずれも「スマホのキャリアに合わせる」のが基本ですが、格安SIMを使っていてセット割の恩恵がない人や、引っ越し予定があってとにかく縛りなしで試したい人には、WiMAX回線を使った5G CONNECTという選択肢もあります。2026年7月時点で月額5,250円、端末はレンタルで端末代0円、契約期間の縛りがなく解約金も0円です(解約時のみ返却処理手数料1,100円)。正直なところ大手3社のような手厚い店舗サポートはありませんが、身軽に始めたい人には合います。

工事なしWi-Fi全体の選び方は「工事不要Wi-Fiのおすすめ比較」もあわせてどうぞ。